親孝行?親不孝でしょ。

在宅介護12年目のぼやき

オムツの話

皆さん、こんにちは。

自分の母を在宅介護して12年目になります、まーもです。

 

在宅介護と言えば、「下の世話」は介護の中でも大変なこととしてとらえられることが多いです。自分でトイレに行けないから連れていく、おしっこやうんこの感覚がわからなくなってしまったからオムツを使う、トイレまでは行けるけれどズボンの上げ下げができない、など個人差が出ますので介助方法もさまざまです。

 

うちの母は、はじめはオムツと尿取りパッドの併用でした。

入院しているときにそうだったからという単純な理由で、退院してきたときにはテープ式のオムツと、尿取りパッドをたくさん買いました。

 

寝たきりだったのと、尿意(おしっこの感覚)があいまいだったので、その組み合わせでいいと思っていました。

実際に介護を始めてから、失敗を重ねて色々な事に気づきます。

オムツに関しても、あて方ひとつで漏れたりもする。やっているうちに上手になりますが、根本的に選択したオムツが本当に本人に合っているか?ということも大切です。

 

大き目のしっかり吸収してくれるものだったら大丈夫と考えて、少し大きめのものを使うと、太ももの付け根のところにスキマができやすいです。

 

少し尿意がわかるようになってきて、「おしっこが出たからパッドを替えてほしい」と訴えることができるようになり、排泄のリズムができてきました。そうするとパッドもオムツもそんなに大きなものではなくてもよくなってきました。

1回排尿があったらすぐに交換できるのであれば、長時間用のものでなくてもすみます。そうしてオムツからリハビリパンツに移行できました。

 

私が持っていたイメージでは、オムツにしろリハビリパンツにしろ、通気性が悪くてムレる、ごわごわして気持ちが悪い、というのがデメリットだと思っていました。

なので、少しでも快適に過ごせるようにとパッケージを見て探しました。

それがこの薄型の物でした。

さっそく使ってみると、どうも漏れが多いんです。何で漏れるのか、考えました。

すると、使っているパッドとの相性が悪いことがわかりました。

 

 

このリハビリパンツが悪いわけではありません。

オムツ選びの難しさは、パンツとパッドの相性だと思います。

薄型のパンツに対し、吸収量の多い分厚いパッドを合わせていたのです。パンツが薄型でも、パッドが分厚ければ通気性悪いじゃん!というツッコミは勘弁してください。

 

何が良くて何が悪いか、この時は必死だったんです。

そうして、経験を積んで組み合わせの重要性に気づくことができました。

やっぱり、使ってみないとわかりませんね。

今は、長時間安心のしっかりしたリハビリパンツと、尿量が多くてもしっかり吸収してくれる大きなパッド、中くらいの吸収量の物を使い分けています。

パッドについては、改めて整理しようと思います。

 

では、また。

 

にほんブログ村 介護ブログ 一人で介護へ