面倒くさいけど・・・
皆さまこんにちは。
自分の母を在宅介護しています、まーもです。
今日は、「食」について考えました。
うちの母は食べ物に関して基本的に文句を言わずに、出されたものを食べてくれます。
昔元気だったころ、調理師免許を取って宿坊の台所で働いていた経験があります。
ちなみに宿坊というのは、宿泊できるお寺のことで、旅館のように利用することができます。
母はそこで働いていて、お寺に泊まるお客様に提供する料理を作っていたのです。
ということは、もちろん自分も舌が肥えていて、あまり美味しくないものは口にしない質でした。
母が作った料理で大きくなった私の舌が、母の好みに合わないわけがないので特に意識しているわけではありませんが、食べ物の「形態」が厄介な問題です。
一口大にしてあげないと、箸でつかんで口で嚙み切るという行為が難しい。
唐揚げやフライなどは衣が硬いと咀嚼しにくい。
麺類は「すする」ことが難しい。
味よりも形態に気を遣いますね。
外出する時には、マイ箸とマイスプーンを持っていきます。
ほとんどのお店では、スプーンを貸してもらえますが大きいものだったり、小さすぎたりして「ちょうどいい」のがない場合には困るのです。
箸については、介護箸なんてまずどこのお店にも置いていません。
なので、こんな介護箸を色々買って、試してみました。
色々なものを探すのは楽しく、「へぇ~こんなんあるんやなぁ・・・」なんて、感心したものです。
右片麻痺の母にとって、左手でご飯を食べるというのは利き手じゃないほうなので難しいと思います。いわゆる「利き手交換」は、はじめのうちなかなかうまくできなくて、本人はもちろん見ている方も忍耐が必要でした。
私がちょっと気になっているのが、これ。
ご飯の用意って、面倒だけど・・・
母がいるからできる!
たぶん、私一人だと「食」がいい加減になるのは目に見えてる。
時々コンビニ弁当とか、ファーストフードとか、店屋物とか、手を抜くけど、やっぱり食べることって大事だからね。
食べさせてもらうより、自分で、自分のペースで食べられる方がいいと思います。
母が一口食べて見せる、「美味しい!」の笑顔を楽しみに、毎日ご飯の用意しています。
今はまだ自分で食べて、飲み込みも問題なくできるけどそのうち段々とできなくなってくるかと思います。その時に備えて、フードプロセッサーやミキサーなんかも買わないといけないのかなぁ、なんて思っていますが、最近ではスーパーやドラッグストアでもミキサー食が市販されているので、そっちの方が手軽かな・・・と思います。
では、また。