親孝行?親不孝でしょ。

在宅介護12年目のぼやき

おかんが倒れた!!

皆さまこんにちは。

在宅介護12年のまーもです。

 

東日本大震災の年に、母が脳出血で倒れました。

3月にショッキングな出来事があったばかりなのに、4月にまさか自分の親が倒れるなんて・・・まったく頭になかった出来事でした。

いわゆる正常性バイアスってやつですね。

 

でも、現実に起こってしまったのです。これで私の人生が一変しました。

一報をもらってからは、無我夢中でした。職場には無理を言って休みを取り、病院に駆けつけ、眠ったようにじっと動かない母を見て、涙がこぼれそうになりました。いつも元気で一生懸命仕事していた母がです。

眼を閉じたまま、動きもせず、意識が戻ってこなくて、もうこのまま死んじゃうんじゃないかと怖かったです。

 

急性膵炎を併発し、しばらく絶食で点滴だけで命をつないでいました。

日に日にやせていく母を見て、ほんとに心がざわつく日々でした。

発見が遅かったために脳へのダメージがとても大きく、画像を見せてもらったときは正直「これで生きていられるの?」と思うぐらい広範囲にわたってやられていました。

 

いつまでたっても意識が戻らず、目を開けてくれない。

声をかけても、体をゆすっても、反応がない。

 

主治医の先生からも覚悟はしておいてくださいと。

 

正直、そんなことを言われても・・・覚悟なんてどうやったらできるのか、何をどうすればこの気持ちが落ち着くのかすらわからない中で、ほんとに心がぐちゃぐちゃになってて冷静ではいられませんでした。

 

数週間が経ち、少しずつ母に変化が見られるようになりました。わずかに反応が見られるようになったのです。それに伴って、膵炎が少し落ち着いたので絶食から鼻腔栄養にするとのことで、説明がありました。

意識がない状態で口から食べられないので、鼻から胃までチューブを入れて液体の栄養剤を注入するというのです。

まぁ、口から食べられないのだから栄養摂取するには仕方がないのですが、「気持ち悪いだろうなぁ」と。

 

でも、峠を越えて状態が落ち着いたことは、ほんとによかった。

このあと、とっても大変なことが待ち受けていたのですが、それはまた続きを書きます。

 

では、また。

 

 

 

新しい介護のかたち

新しい介護のかたち

Amazon